ホルモンと心の揺れ。40代の女性が“なんだか泣ける日”の科学

「なんだか涙が出る」日、ありませんか?

特別に悲しいことがあったわけじゃないのに、
ふとした瞬間に涙が出てしまう。
朝の支度中、家族を送り出したあと、
自分でも「どうしたんだろう」と思うほど心が揺れる——。

実はそれ、心の弱さではなく、ホルモンのゆらぎが関係しています。


40代の女性の身体では、何が起きているのか?

40代に入ると、体の中では少しずつ女性ホルモン(エストロゲン)が減少していきます。
エストロゲンは、単に生理や妊娠に関わるホルモンではなく、
「心を安定させる」「自律神経を整える」「脳をポジティブに保つ」など、心と体のバランスに深く関わっているホルモンなんです。

エストロゲンの分泌がゆらぐことで起こる主な変化は、たとえば──

  • 理由のない不安やイライラ
  • 眠りが浅くなる
  • 朝のやる気が出にくい
  • 気分の浮き沈みが激しくなる
  • 涙もろくなる

つまり、「なんだか泣ける」「自分がコントロールできない」という感覚は、自然な体のサインなんですね。


涙は「ホルモンのバランス調整装置」

涙には、実はストレスホルモンを外に流す作用があります。

心理学的にも、涙を流すことで自律神経が整い、副交感神経(リラックスモード)が優位になることがわかっています。

だから、泣ける日は「がんばってる自分のデトックス日」でもあるのです。泣いてスッキリするのは、ちゃんと理由があるんですね。


ホルモンの変化に「振り回されない」ための3つのヒント

① 自分の波を“観察”する

まず大切なのは、「なぜこうなるの?」ではなく、
「今、私はどんな波の中にいるのかな?」と客観的に見ること
毎日手帳に気分を★マークでつけてみるだけでも、
“自分のリズム”が見えてきます。
観察できるようになると、焦りや罪悪感が減っていきます。

② 体を温める

ホルモンの揺らぎで乱れやすいのが“自律神経”。
特に「冷え」は大敵です。
ハーブティーや白湯、湯船、腹巻き…
地味なことほど、実は大きな味方になります。

③ 呼吸と姿勢を整える

心が乱れると呼吸が浅くなります。
意識的にゆっくり息を吐くことで、副交感神経がONに。
ヨガやストレッチの習慣化も効果的。

呼吸と姿勢を整えることが、心のケアにつながります。


私の周りの女性たちを見て感じること

私は30代後半ですが、ヨガや整体、個別サポートを通して40代以降の女性たちと関わる中で、「不安的な自分を責めてしまう方」が多いと感じています。

でも、身体の仕組みを知ると、涙も気分の波も「自然な反応」だとわかりますよね。
むしろ、その変化に気づける感性があること自体が素晴らしいこと。

ホルモンの変化を“敵”にするのではなく、
“メッセージ”として受け取る視点が大切なんだと思います。


「心が揺れる日」を、怖がらないで

40代というのは、ホルモンだけでなく人生の節目が重なる時期でもあります。
家庭、仕事、親の介護、子どもの成長、そして自分のこれから。
さまざまな役割の中で、自分を後回しにしてしまうことが多いですよね。

でも、「泣ける日=ダメな日」ではなく、
「心のメンテナンス日」として受け止めてください。
泣くことさえも、ちゃんと前に進む力になります。


まとめ:優しく、自分を扱う

  • 泣ける日は、ホルモンのゆらぎによる自然な反応
  • 涙は、心と体の“リセット”のサイン
  • 自分を責めず、波を観察し、呼吸を整えて過ごす

あなたの心が揺れる日も、ちゃんと意味がある。
そしてその揺れを受け入れることで、
これまでよりもずっとしなやかな自分に出会えます。