以前Instagramのストーリーズにのせたら、「ない人っているんですね・・・」「信じられない」とすごい反響があったメッセージ。
南アフリカで私のヨガレッスンに毎週通ってくださった50代女性から
「更年期真っ只中と言われる年齢だけど、更年期症状が全然なく、かなり調子が良いのはヨガの力が大きいと思っています」(原文まま)
という内容のもの。
他にも、メキシコ時代に私のヨガに通ってくださった60代の女性は、10年以上ヨガを続けてきていて更年期は特に悩みはなかったと。
こうした経験から、「更年期がない人」は実際に存在することがわかります。では、なぜ人によって更年期症状に差が出るのでしょうか。生理学の視点も交え、考えてみました。
(まだ30代だし・・・と他人事だった思っている方も、あっという間ですよ〜!私は37歳ですが、対策は早いほうが良いと思っています。)
更年期の重さが人によって違う理由

更年期は、卵巣機能の低下に伴う女性ホルモン、特にエストロゲンの変動が主な原因です。
一般的には40代後半から50代前半にかけて、月経周期が不規則になり、ホットフラッシュ、発汗、睡眠障害、気分の落ち込み、関節痛などの症状が現れます。
しかし、症状の有無や程度には個人差があります。
ホルモンバランス、自律神経による影響
更年期に卵巣機能が低下して女性ホルモンが減少すると、脳はもっと分泌するようにと過剰な司令を出します。このホルモンバランスの乱れが、視床下部を混乱させ、自律神経のバランスを崩してしまいます。
ここで大事なのが・・・
ホルモンの「変動の幅」は個人差が大きく、コントロールすることはできないこと。
でも、自律神経の乱れは、習慣や選択によって整えていくことが可能であることです!
自律神経と更年期の関係
自律神経は、体温調整、血流、心拍数、呼吸などをコントロールする重要なシステムです。体の“調整役”です。
例えば、外の気温が急に変わったときも、体温を保つために血管を収縮させたり拡張させたりして対応しています。
交感神経が優位になると血流が一時的に偏り、手足が冷えたり心臓がドキドキしたりします。
一方、副交感神経がしっかり働くと、血流が全身に行き渡り、心も体もリラックス状態になります。
では交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、どうなるか・・・
ホットフラッシュで汗が止まらなかったり、手足だけ冷えたり、寝ようとしても眠れなかったり、心拍数が上がってちょっとしたことでイライラしてしまったりします。
たとえるなら、自律神経は体という車の“運転システム”のようなものです。
アクセル(交感神経)とブレーキ(副交感神経)のバランスがうまく取れていれば、スムーズに加速したり止まったりできます。
しかしバランスが崩れると、アクセルだけが強く効いて車が急発進したり、ブレーキが強すぎて前に進めなくなったりする状態。
ホットフラッシュやイライラ、不眠は、この“運転システムの調整ミス”が体で起きているイメージです。
更年期が出にくい人の特徴

更年期の症状が出ない人、軽くすんでいる人には共通点があると感じています。
継続的に体を動かしている
ヨガ、ウォーキング、軽い筋トレなど、継続して体を動かす習慣がある。散歩やお出かけが好き。
ストレス対策、リラックスができている
忙しい中でも、呼吸法や軽い運動、瞑想などを習慣化。たまには肩の力を抜いて、リラックスする時間を大切にしている。
生活リズムが整っている
十分な睡眠、規則正しい生活を心がけている。
辛い更年期になりやすい人の特徴
反対に、症状が強く出やすい人は以下のような傾向があります。
- 運動習慣がない
- 休日もインドア
- 筋力、血流が低下している
- 慢性的なストレスを放置
- 睡眠不足
- 生活リズムが乱れている
- 頑張りすぎる
- リラックスが苦手、感覚がわからない
あなたはいくつ当てはまりますか?
今日からできることは?
更年期症状を軽くするために重要なのは、体を整える習慣と自律神経を安定させる生活です。
- 毎日少しでも体を動かす(ヨガやウォーキングなど)
- 呼吸に意識を向け、リラックスできる時間を作る
- ストレス発散法を見つける
- 睡眠を大事にする
- 自分軸で生きる
コツコツ習慣、意識改革で、何歳からでもカラダは変わると信じています。
◎タフ活では、年齢や体力に関係なく、自分の体を丁寧に整え、呼吸や姿勢に意識を向けることで、自律神経やホルモンバランスを整えるレッスンを行っています。
動くことは、誰かのためではなく、自分のために。
疲れにくい体と心を作る時間として、タフ活で一緒に体を動かしてみませんか?


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